2015年04月28日

4月第4週の和菓子 クルミ餅

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菓子銘:クルミ餅

材料:白玉粉、くるみ、砂糖、しょう油、きな粉、こしあん


白玉粉とクルミで作ったお餅で小豆のこしあんを包餡します。そしてきな粉をまぶします。田舎のおばあさんが作ったという風情の素朴な餅菓子ですが、とってもおいしいのです。

餅菓子を食するといつも、「やはり日本はいいなぁ〜、日本人にうまれてよかったな〜」と一寸大げさですが、つくづく思います。ドイツにいたときたくさんの洋菓子を習いました。帰国早々夫に「今日はカイザーさんに教わったドイツ菓子を作るわね。」と言った所「もうドイツやフランスのお菓子はいいから大福が食べたい」と言ったのに思わず笑ってしまいました。郷愁なのでしょうか? 

やはり餅菓子はカフェバルコニーのお客様からも大好評で、コーヒーやハーブティーと一緒に喜んで頂きました。


posted by 藪下敦子 at 13:25| 和菓子コラム

2015年04月27日

4月第3週の和菓子 菓子銘:行く春

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菓子銘:行く春

材料:こなし(白あん、小麦粉、もち粉)上白糖、塩、色粉、抹茶


先週は桜が満開でしたので、練切で桜を作りました。今週は関西の代表的な和菓子生地のこなしで桜の花吹雪が川面に流れている様をあらわしました。

「行く春」とはなんて響きのよい素敵な菓子銘でしょう。今日は和菓子ボランティアの豊子さん、恵さん、信子さんに和菓子に初挑戦して頂きました。数冊の和菓子本の中からご自分たちの作ってみたい和菓子をまず選んでいただくところからスタートしました。やはり作ってみたいという気持ちが大切だからです。

川面を表すのは色粉が一般的ですが今回は抹茶も使ってみて、作った後味見をしていただきました。色粉のほうがきれいな出来上がりですが、味は断然お抹茶の方がおいしいというお三方のご意見でした。初めてとは思えない程皆様とても器用でお上手でした。これからが楽しみです。


posted by 藪下敦子 at 11:49| 和菓子コラム

2015年04月17日

4月第2週 4月2週の和菓子 菓子銘:桜

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4月第2


菓子銘:桜


材料:練切生地(白玉粉、白あん)、砂糖、色粉


練切は関東の代表的な和菓子生地です。色形を変える事で四季折々の繊細で美しい和菓子が作れます。特に4月の代表的な花は桜ですので先週に引き続き桜の和菓子を練切で作りました。45日は弊会でもお花見で新検見川のグリーンベルトの桜の大木の下で宴会を開く予定でしたが、生憎の雨で室内の宴会になってしまいました。


弊会のある美浜地区は海を埋め立てた人工都市のため、一昔前はいくら公園が多くても、遊歩道があっても、本当の自然ではないと何だか不自然さが目につきました。しかし、40年もたつと、木々も大きくなり、不思議や周りの景色になじみ昔からある風景のように見えてきました。今やあちこちに桜のスポットがあり特別にどこかに行かなくてもお花見ができます。雨が降っても特にがっかりしなかったのは、日常いつでもどこでもお花見気分に浸れる環境のせいでしょうか?有難いことです。


posted by 藪下敦子 at 13:19| 和菓子コラム

2015年04月11日

4月第1週の和菓子 道明寺桜餅

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菓子銘:道明寺桜餅

材料:  道明寺粉、砂糖、色粉、桜の葉


この季節になると必ず作るのが道明寺で作った桜餅です。本来は蒸すのですが、電子レンジで作ると、とっても簡単で素早く失敗なく作れます。私は以前は蒸器で作っておりましたが、もっぱら今は電子レンジで作っております。

ただ気を付けるのが赤の色粉の使う量です。桜色はあまり濃くしない方が上品ですし、好まれます。道明寺粉を使うのが関西風で白玉粉と薄力粉を使ってホットプレートで焼くのが関東風ですが、現在は関東の和菓子屋さんでも道明寺粉の桜餅の方が好まれる様です。


posted by 藪下敦子 at 09:30| 和菓子コラム

2015年03月30日

3月第4週 菓子銘:花束

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菓子銘:花束

材料:卵の黄身、白あん、白玉粉、砂糖、色粉


 黄色の菜の花、白のデージー、道端は春いっぱいです。花を摘んで花束を作るような気分で作りました。大和芋を1.5pの輪切りにし15分蒸して裏ごししてから、電子レンジで水分を取り去った白あんと混ぜるのですから一般的な練り切りより手間がかかっています。大和芋の香りも楽しめる上品で柔らかな薯蕷練り切りの和菓子ができました。

亡き母が愛用していた帯を友人が12枚のランチョンマットに仕立て直してくれました。「1枚ずつ全部のマットに登り龍を入れたので無駄な生地が沢山出たのよ」と友人は残念がっていましたが、カフェバルコニーでお食事をしてくださるお客様に、又お食事を作る障害のある全ての訓練生にも登り龍が幸せを運んで来るような気がします。又何よりも亡き母がランチョンマットになって弊会の活動を見守ってくれているようでなんだか嬉しい気持ちです。


posted by 藪下敦子 at 10:33| 和菓子コラム

3月第3週 菓子名:うぐいす餅

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材料:白玉粉、砂糖、小豆こしあん、うぐいすきな粉


 春になると求肥のうぐいす餅が食べたくなります。うぐいす餅は俵型に形造り両端をちょっとつまんでうぐいすのように見せるのにちょっとコツが要ります。「うぐいす餅がこんなにおいしいとは思わなかったわ」とお客様からお褒めの言葉を頂きました。それには訳があります。求肥は当日に作るのが1番美味しいので、レストランのある日は毎朝作るからです。
 例年23月頃は我が家でもうぐいすがよく梅の木や椿に留まって啼いたものですがここ12年はとんと、うぐいすの声を聴かなくなりました。マンションが沢山出来た都市化のせいでしょうか?1キロ先の花見川にはうぐいすの巣があるらしく花見川沿いのサイクリングロードを走ると夏でも、ホーホケキョと美しい声を聴く事が出来ます。本当に残念です。
posted by 藪下敦子 at 10:26| 和菓子コラム

2015年03月16日

3月2週目の和菓子 菓子銘:ふきのとう

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菓子銘:ふきのとう

材料:白玉粉、白あん、上白糖、卵の黄身、シナモンパウダー


先日千葉大学のサテライトキャンパス(千葉市美浜区高浜)で、世田谷にある高齢者向け配食サービスを行なっている社会福祉法人ふきのとうの代表の平野覚治さんの”地域の「食」の支援をつなぐ食事サービス活動の現状と課題”という講演が有りました。
私どものカフェバルコニーの活動と非常に似通っていますので、講演後も地域の食について盛り上がり、東京と千葉とこれからも連携を保ち交流を深めようという事になりました。
その際「ふきのとう」の理事長の平野さんにプレゼントしたのが練切の「ふきのとう」です。
弊レストランでもこの和菓子を出したところお客様に”かわいい!”と大層喜ばれました。
posted by 藪下敦子 at 11:20| 和菓子コラム

2015年03月03日

菓子銘:春の重ね餅


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材料:    白玉粉、上白糖、片栗粉、色粉、よもぎ

長かった冬も終わり、おひな様を飾る季節になりました。
レストラン カフェバルコニーの三月のレストランメニューは桃の節句にふさわしく…

箱寿司、鱈の昆布蒸し、菜の花のからし和え、あさりの潮汁などです。デザートも…

春の重ね餅 

すみれ(うす紫)、菜の花(黄)、よもぎ(緑)、桃の花(ピンク)

をイメージして、ぎゅうひで作りました。
ひし餅の様にも見えます☆ 

posted by 藪下敦子 at 14:05| 和菓子コラム

2015年02月13日

菓子名:紅椿・白椿

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菓子名:紅椿・白椿

材料:白玉粉、砂糖、白あん、色粉、


お寒さも一段と厳しくなってきました。でも大地の中では春の息吹きが聞こえ、確実に春は近づいて来ました。

庭の紅椿も白玉椿も冬の寒空の中、凛と美しく咲いています。桜や梅が群れの中での美しさなら、椿は確実に一輪の美しさで存在感があります。先週はこなしで梅花でしたが、今週は練りきりで椿花を作ってみました。


posted by 藪下敦子 at 10:08| 和菓子コラム

2015年02月02日

1月最後の和菓子 菓子銘: 雪中梅

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菓子銘: 雪中梅

材料:白あん、小麦粉、餅粉、卵黄身、色粉、氷餅


昨晩から底冷えがし、今朝は今季一番のお寒さになり、関東地方でも雪が降りました。紅梅に真っ白な雪が降り注いだ様をイメージして、こなし生地で「雪中梅」を作ってみました。関東地方では白玉粉と求肥で練きりで作りますが、関西は小麦粉や餅粉の入ったこなしで作ります。中のあんは卵の黄身で黄身餡にしました。今年の干支は羊です。和菓子のバックの羊の絵皿はハンガリーのヘキスト焼きで夫が60歳の誕生日にドイツの友人からもらったものを今年も12年ぶりに飾りました。

posted by 藪下敦子 at 09:49| 和菓子コラム